[No.10] KAWASAKI ZX-25R(SE) 2021-2022 サーキット仕様 ★現車セッティング Vol.1★
開発モニター(サーキット専用)
2021年8月よりサーキット走行をされているお客様よりご相談を受けたことがきっかけで、ECUチューニング開発を着手した「KAWASAKI ZX-25R(SE) 2021-2022」。
初回はシャーシダイナモ上でのテストを行い、国内仕様における「電子スロットル(ETV)」の確認や改善結果をお伝えさせていただきました。
< 参 考 >[No.8] KAWASAKI ZX-25R 2021-2022 国内仕様 ★ECUチューニング開発★
その後、サーキット・レース専用(公道走行不可)で利用している車両を対象に、開発中サービスの性能評価ならびに品質向上にご協力いただける「開発モニター(サーキット専用)」を募集いたしました。
結果、多くのサーキット・ユーザーやプロレーサーの方にお申込いただき、貴重なご意見やご感想などを多数いただくことが出来ました♪ご参加いただいたお客様には心より感謝申し上げます。
今回、「吸排気仕様(マフラー、エアフィルター等)」の変更に対して、通常の「ECUチューニング(フルパワー化)」に加え、燃料噴射量を適切に調整した場合についても、効果を確認することができましたので、2件のセッティング結果をご紹介させていただきます。
なお、普段は開発モニターとしてオーナー様からのご意見やご要望を頂戴し、ご相談内容をご紹介しておりますが、サーキットやレース等でご利用されるお客様のご不満点については、皆様ほとんど同じであり、また、前回のブログで詳細にお伝えしておりますことから、今回は割愛させていただきました。
< 参 考 >[No.9] KAWASAKI ZX-25R(SE) 2021-2022 JP250仕様 ★SUGOオープン4時間耐久レース★
初回はシャーシダイナモ上でのテストを行い、国内仕様における「電子スロットル(ETV)」の確認や改善結果をお伝えさせていただきました。
< 参 考 >[No.8] KAWASAKI ZX-25R 2021-2022 国内仕様 ★ECUチューニング開発★
その後、サーキット・レース専用(公道走行不可)で利用している車両を対象に、開発中サービスの性能評価ならびに品質向上にご協力いただける「開発モニター(サーキット専用)」を募集いたしました。
結果、多くのサーキット・ユーザーやプロレーサーの方にお申込いただき、貴重なご意見やご感想などを多数いただくことが出来ました♪ご参加いただいたお客様には心より感謝申し上げます。
今回、「吸排気仕様(マフラー、エアフィルター等)」の変更に対して、通常の「ECUチューニング(フルパワー化)」に加え、燃料噴射量を適切に調整した場合についても、効果を確認することができましたので、2件のセッティング結果をご紹介させていただきます。
なお、普段は開発モニターとしてオーナー様からのご意見やご要望を頂戴し、ご相談内容をご紹介しておりますが、サーキットやレース等でご利用されるお客様のご不満点については、皆様ほとんど同じであり、また、前回のブログで詳細にお伝えしておりますことから、今回は割愛させていただきました。
< 参 考 >[No.9] KAWASAKI ZX-25R(SE) 2021-2022 JP250仕様 ★SUGOオープン4時間耐久レース★
セッティング車両の詳細①
- メーカー:KAWASAKI
- 車種・年式:ZX-25R(SE)
- 仕様国:国内仕様
- 排気システム:【Tricstar】フルエギゾーストマフラー(JMCA対応)
- 吸気システム:MWR HEエアフィルター、他ノーマル
- 電装系統(プラグ・サブコン等):フルノーマル
- エンジン:フルノーマル
- ミッション:フルノーマル
- スプロケット:変更有
- その他:クローズドコース専用車両(※音量規制が厳しいサーキットで利用※)
★レースカウル製作中につき、外装は外れた状態でお持ち込みいただきました。
セッティングの様子①
燃料マップ 調整(現車セッティング)
黄線: ECUチューニング実施後 … 41.5 [HP]
橙線: 純正ECU(国内仕様) … 38.4 [HP]
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
紫線: 純正ECU(国内仕様)
※暖機運転終了後、同一条件(水温・気温・湿度・気圧など)下で比較を行いました
[橙線][紫線]が純正ECU(国内仕様)、[黄色線][青線]がECUチューニング実施後の<後輪出力[PS]><トルク>曲線を表しております。
もはや説明は不要かと思いますが、「純正ECU(国内仕様)[橙線][紫線]」は、国内仕様に存在する13,000rpm以降で電子スロットル・バルブ(ETV)が閉じられてしまう制御により、頭打ちが早く、馬力・トルクが落ちてしまっております。
一方、「ECUチューニング実施後[黄色線][青線]」は全域で馬力・トルクが上乗せされており、純正ECU(国内仕様)と比較すると、ピーク馬力が3[HP]近く向上しておりました。
その差はグラフを見ても、シャーシダイナモ上で試しても一目瞭然であります。普段利用されているサーキットが音量規制が厳しいため、大きな改造ができない中で、ポテンシャルを更に引き出すことができたのでは無いかと思います♪
次回走行が楽しみですね♪この度はご依頼いただきありがとうございました♪
< 結 果 >
[ 後 輪 馬 力]黄線: ECUチューニング実施後 … 41.5 [HP]
橙線: 純正ECU(国内仕様) … 38.4 [HP]
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
紫線: 純正ECU(国内仕様)
※暖機運転終了後、同一条件(水温・気温・湿度・気圧など)下で比較を行いました
[橙線][紫線]が純正ECU(国内仕様)、[黄色線][青線]がECUチューニング実施後の<後輪出力[PS]><トルク>曲線を表しております。
もはや説明は不要かと思いますが、「純正ECU(国内仕様)[橙線][紫線]」は、国内仕様に存在する13,000rpm以降で電子スロットル・バルブ(ETV)が閉じられてしまう制御により、頭打ちが早く、馬力・トルクが落ちてしまっております。
一方、「ECUチューニング実施後[黄色線][青線]」は全域で馬力・トルクが上乗せされており、純正ECU(国内仕様)と比較すると、ピーク馬力が3[HP]近く向上しておりました。
その差はグラフを見ても、シャーシダイナモ上で試しても一目瞭然であります。普段利用されているサーキットが音量規制が厳しいため、大きな改造ができない中で、ポテンシャルを更に引き出すことができたのでは無いかと思います♪
次回走行が楽しみですね♪この度はご依頼いただきありがとうございました♪
セッティング車両の詳細②
- メーカー:KAWASAKI
- 車種・年式:ZX-25R
- 仕様国:国内仕様
- 排気システム:【Akrapovic】フルエギゾーストマフラー(レース用)
- 吸気システム:ラムエアダクト入口・出口貫通
- 電装系統(プラグ・サブコン等):フルノーマル
- エンジン:フルノーマル
- ミッション:フルノーマル
- スプロケット:フルノーマル
- その他:クローズドコース専用車両
セッティングの様子②
燃料マップ 調整(現車セッティング)
黄線: ECUチューニング実施後 … 40.9 [HP]
橙線: 純正ECU(国内仕様) … 37.8 [HP]
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
紫線: 純正ECU(国内仕様)
※暖機運転終了後、同一条件(水温・気温・湿度・気圧など)下で比較を行いました
[橙線][紫線]が純正ECU(国内仕様)、[黄色線][青線]がECUチューニング実施後の<後輪出力[PS]><トルク>曲線を表しております。
もはや説明は不要かと思いますが、「純正ECU(国内仕様)[橙線][紫線]」は、国内仕様に存在する13,000rpm以降で電子スロットル・バルブ(ETV)が閉じられてしまう制御により、頭打ちが早く、馬力・トルクが落ちてしまっております。
一方、「ECUチューニング実施後[黄色線][青線]」は全域で馬力・トルクが上乗せされており、純正ECU(国内仕様)と比較すると、ピーク馬力が3[HP]近く向上しておりました。
また、特筆すべき点としては、この吸排気仕様(マフラー、エアダクト)では、とにかく空燃比(A/F)が薄く、純正ECU(国内仕様)では排気音を聞いた瞬間から、燃料噴射量が適切ではないな~と感じておりました。実際にシャーシダイナモに乗せても、下から上までトルクが薄く、国内仕様の制限もあり、力なく回っていく感じがよくわかりました。
今回、「燃料マップ調整(現車セッティング)」によって、全域で空燃比を最適化いたしましたので、低回転からのエンジンレスポンスが全く別物となり、お客様曰く「全日本のST600車両のような迫力がある排気音に変わった」とのことでした。実際、8,000rpmを境に低回転、高回転共に純正を大きく上回る結果となりました。
また、シャーシダイナモを回している間の水温上昇も落ち着いていることが良く分かり、燃料を調整したことでエンジンへの負担も低減できたのではないかと思います。
次回走行が楽しみですね♪この度はご依頼いただきありがとうございました♪
< 結 果 >
[ 後 輪 馬 力]黄線: ECUチューニング実施後 … 40.9 [HP]
橙線: 純正ECU(国内仕様) … 37.8 [HP]
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
紫線: 純正ECU(国内仕様)
※暖機運転終了後、同一条件(水温・気温・湿度・気圧など)下で比較を行いました
[橙線][紫線]が純正ECU(国内仕様)、[黄色線][青線]がECUチューニング実施後の<後輪出力[PS]><トルク>曲線を表しております。
もはや説明は不要かと思いますが、「純正ECU(国内仕様)[橙線][紫線]」は、国内仕様に存在する13,000rpm以降で電子スロットル・バルブ(ETV)が閉じられてしまう制御により、頭打ちが早く、馬力・トルクが落ちてしまっております。
一方、「ECUチューニング実施後[黄色線][青線]」は全域で馬力・トルクが上乗せされており、純正ECU(国内仕様)と比較すると、ピーク馬力が3[HP]近く向上しておりました。
また、特筆すべき点としては、この吸排気仕様(マフラー、エアダクト)では、とにかく空燃比(A/F)が薄く、純正ECU(国内仕様)では排気音を聞いた瞬間から、燃料噴射量が適切ではないな~と感じておりました。実際にシャーシダイナモに乗せても、下から上までトルクが薄く、国内仕様の制限もあり、力なく回っていく感じがよくわかりました。
今回、「燃料マップ調整(現車セッティング)」によって、全域で空燃比を最適化いたしましたので、低回転からのエンジンレスポンスが全く別物となり、お客様曰く「全日本のST600車両のような迫力がある排気音に変わった」とのことでした。実際、8,000rpmを境に低回転、高回転共に純正を大きく上回る結果となりました。
また、シャーシダイナモを回している間の水温上昇も落ち着いていることが良く分かり、燃料を調整したことでエンジンへの負担も低減できたのではないかと思います。
次回走行が楽しみですね♪この度はご依頼いただきありがとうございました♪
ECUチューニング受付について ※2021年11月8日更新
現在、サーキット走行専用ならびに競技用として車両を利用されるお客様向けに、ECUチューニング・サービスを受付しております。
ZX-25Rでレース活動をされている方、来季以降のレースに参戦を予定されている方も含め、まずはお気軽にご相談ください。
※一般公道を走行される車両へのサービス提供につきましては、現在未定となっております。
【2022年2月22日】一般受付を開始いたしました。
ZX-25Rでレース活動をされている方、来季以降のレースに参戦を予定されている方も含め、まずはお気軽にご相談ください。
【2022年2月22日】一般受付を開始いたしました。