レース活動 [EWC / ESBK / 全日本ロードレース]
MotoJPはEWC(世界耐久選手権)、ESBK(スペインスーパーバイク選手権)、MFJ(全日本ロードレース選手権)など、多方面でレース活動を行っております。レース活動でしか得られない貴重な経験、知識を生かし、お客様に最大限のサービス提供ができるよう努めていきます。
新型コロナウイルス感染症の影響により、今季は全日本ロードレース選手権(MFJ Superbike)、世界耐久選手権(EWC)、そしてMotoGP世界選手権などのレースが相次いで中止・延期に。多くのファン、レース関係者が新型コロナウイルス感染症の対策を講じながら、グランプリが開催される日を心待ちにしました。そして、ヨーロッパにおける第一波が落ち着いてきた6月、ついにグランプリ開催が実現。スペイン・スーパーバイク選手権(ESBK)もこれに続き、JEG Racingに所属する日本人ライダー #94 浦本 修充 選手の2020年シーズンが幕開けとなります。
MotoJPは、これまでJEG Racingチームのテクニカル・エンジニアとして、世界耐久選手権(EWC)、スペイン・スーパーバイク選手権(ESBK)に使用する"Suzuki GSX-R1000R 2019"のECU調整、データ解析などを担当してきました。今季は、浦本選手のスペイン・スーパーバイク選手権 初優勝を目標に、より積極的なレース戦略、アップデートを用意してチャンピオン・シップに挑みます。
当初はMotoJPのスタッフがスペインに出向き、現地で業務を遂行する計画でしたが、昨今の情勢によりこれを断念。遠く離れた日本から、チームから送られてくるデータやライダーコメントを頼りに、チーム・ライダーと連携しながらECU調整を行います。通常、レース現場では、コンディションの変化・異変について肌で感じられるため、第6感的な感性が仕事を後押しする場面もありましたが、離れた場所からの作業はこうした貴重な情報を遮断してしまうため、困難を極めました。
しかしながら、浦本選手、JEG Racingチームの積極的なコミュニケーションがこの問題を解決。目の前の課題が明瞭化されることで、問題解決に向けてスムーズに取り組むことができました。これは浦本選手のマシン開発に対する意識の高さ、JEG Racingチームの風通しの良さ、アットホームな環境だからこそ実現できたのだと考えております。チームスタッフ、そして浦本選手には感謝の気持ちでいっぱいです。
昨年問題となっていた、JerezやNavarraサーキットの唐突なウィリー、そして加速時のコントロール性を改善すべく、今年は電子スロットル・マップ、トラクションコントロール・システムの補正を繰り返し、これら問題の解決に向けて積極的に取り組みました。また、競技規則(レギュレーション)によってクラッチ機構の変更が禁止されていることで、昨年はエンジンブレーキ時に多くの問題が残りましたが、今年はECU側でエンジンブレーキ問題に対して真っ向から立ち向かいました。新規導入の2D製ロガー、ソフトウェアからの豊富な情報を活用し、問題をコーナー毎に整理することで、より包括的な問題解決に取り組むことが出来ました。今シーズンからCBR1000RR-Rなどの強力なライバルも出現したため、セッション毎の燃料噴射量、点火時期の最適化も惜しみなく行いました。一方で、シャシー側では、昨年とは異なるリア・サスペンションなどの"新しい武器"を用意し、プライベート・テストを通じて実用化に至りました。地道な調整・テストを繰り返すことが、優れた結果を残す重要なステップであることを私たちは理解しています。
そして、コロナ禍の厳戒態勢で挑むスペイン・スーパーバイク選手権 第2戦Circuit Barcelona-Catalunya 決勝レース2で、ついにチームの努力が報われる時が来ました。浦本選手が悲願のSBKクラス初優勝を獲得。その後も高いレベルでライバルに挑み続け、今季は表彰台3回(うち2勝)、そしてポールポジションを獲得することができました。しかし、チームとして重要なのはチャンピオン・シップのリードです。2021年シーズンは更なる結果を獲得するべく、これからもチーム一丸となって#94 浦本 修充 選手、JEG Racingと共にチャレンジを続けていきます。
【スペイン・スーパーバイク選手権 #94 浦本 修充 選手 - 結果】
第1戦Circuito de Navarra
予選: 9番手1’40.186
決勝レース1: 6位ベストタイム1’40.907
決勝レース2: 5位ベストタイム1’40.684
第2戦Circuit Barcelona-Catalunya
予選: 9番手1’44.475
決勝レース1: DNF ベストタイム1’44.518
決勝レース2: 優勝ベストタイム1’44.517
第3戦Circuit Ricardo Tormo
予選: 7番手1’35.321
決勝レース1: 3位ベストタイム1’35.680
決勝レース2: 6位ベストタイム1’35.851
第4戦Circuito de Jerez Ángel Nieto
予選: 6番手1’42.412
決勝レース1: 4位ベストタイム1’42.084
決勝レース2: 5位ベストタイム1’42.234
第5戦Circuito de Navarra
予選: 5番手1’39.843
決勝レース1: DNF ベストタイム1’39.440
決勝レース2: 6位ベストタイム1’40.311
第6戦Circuito de Jerez Ángel Nieto
予選: ポールポジション1’52.753
決勝レース1: 6位ベストタイム1’43.260
決勝レース2: 優勝ベストタイム1’42.363
【#94 浦本 修充 選手 - コメント】
僕は2018年からMotoJPさんとお仕事をさせていただいています。
主にECUのセッティングをやっていただいていて、今までに僕が出ているESBKでのECUや、世界耐久選手権シリーズの方(燃費や、ストラテジーな )などでも助けていただいています。
2年ほど一緒にお仕事をさせていただいてきて、今では改善して欲しい所を説明すると、次の走行にはかなり理想に近いところまで持って行ってくれ、僕たちが使っているGSXR-1000Rの力を最大限に引き出してくれていると思います。
僕の2020年シーズンのESBK初優勝は、MotoJPさんの力無くして得られなかった物だと思っています。
ライダーとしてECUセッティングを信頼できる方にお任せするのは、ライディングに集中出来る事に繋がるので、僕にとってものすごく大きな力になってくれていると感じています。
今年も一年間ありがとうございました。
"The JEG Racing team and MotoJP have been collaborating since 2018 in the development and management of our motorcycle's ECU and electronic strategies as part of our ESBK racing program. MotoJP has also worked with JEG Racing for the World Endurance Championship (FIM EWC) in the 24H Bol d'Or and 12H Sepang. The work accomplished and the progress made thanks to MotoJP and our rider Naomichi Uramoto is exceptional. We are proud to say that we have succeeded in delivering the GSXR-1000R’s first victories in the ESBK Championship as well as some remarkable performances in the FIM EWC as a result of MotoJP’s outstanding work.”
“We thank Saoo San MotoJP and our rider Naomichi Uramoto for their trust, dedication and hard work. We are convinced that together we will reach the highest levels. We look forward to continuing our collaboration and further developing our bikes."
Juan-Eric Gomez, Manager JEG Racing Team
2018-2019 FIM 世界耐久選手権 (鈴鹿8時間耐久ロードレース)では8時間にも及ぶ、スプリントレースのような激しいバトルが繰り広げられ、歴史に残るような素晴らしいレースでしたね♪
そんな世界耐久選手権ですが、ついに2019-2020シーズンが幕を開けました♪
開幕戦はフランス ポール・リカール・サーキットで開催されるBol D'or 24時間耐久ロードレースです!!
MotoJPはBol D'or 24時間耐久レースに参加する、新生EWCチーム
Team Suzuki JEG/KAGAYAMAのレースサポートをさせていただきました!!
これまで、鈴鹿8耐のレースサポートは何度か経験しておりますが、24時間耐久レースは初の挑戦でしたので、 このような大舞台でチームの一員として参加できたことを光栄に思います♪
ポール・リカール・サーキットでのレースウィークの模様を是非ご覧ください♪
2019-2020 世界耐久選手権 Bol D'or レースサポート in フランス♪ ☆前編☆
2019-2020 世界耐久選手権 Bol D'or レースサポート in フランス♪ ☆中編☆
MotoJPは、今年からJ-GP2クラスの年間エントラント、
OGURA CLUTCH with RIDE IN (ライダー: #70 岩崎 哲朗 車両: KAWASAKI ZX-6R)
年間を通してECUセッティング等の年間サポートを実施させて頂いております!!
今回、OGURA CLUTCH with RIDE INの#70 岩崎選手が、
この岡山ラウンドで見事2位を獲得!!
チーム発足後、実に4年越しの表彰台獲得となりました!!
全日本ロードレース選手権 岡山ラウンド J-GP2 2位表彰台獲得までの様子を是非ご覧ください♪♪
2019全日本ロードレース選手権 岡山ラウンド J-GP2 2位表彰台獲得!!
2019年シーズンのMotoJPは下記カテゴリ・チームについて、
全日本ロードレース選手権のレースサポートをさせていただくこととなりました♪
JSB1000 クラス
【年間サポート (鈴鹿8耐含)】
- TK SUZUKI BLUE MAX (ライダー: #71 津田 拓也 車両: SUZUKI GSX-R1000)
【サポート内容】
ECU (電子制御系) セッティング全般、 ロガーデータ確認 など
【スポット (鈴鹿8耐含)】
- NIPPON SUMATRA BIO MASSE+D3 (ライダー: #27 柴田 義将 車両: YAMAHA YZF-R1)
【サポート内容】
ECU (電子制御系) セッティング全般、 ロガーデータ確認 など
J-GP2 クラス
【年間サポート】
- OGURA CLUTCH with RIDE IN (ライダー: #70 岩崎 哲朗 車両: KAWASAKI ZX-6R)
【サポート内容】
ECUセッティング全般、 ロガーデータ確認 など
2019全日本ロードレース選手権 開幕戦 レースサポート♪
全日本ロードレース選手権 Rd.1 (ツインリンクもてぎ) レースの模様を是非ご覧ください♪
★ J-GP2クラス決勝レース - i2M Chrome Plus #70 オンボード映像 ★
i2M Chrome Plusメーターは当社イチオシ商品です♪
2018 Taste of Tsukuba KAGURADUKI STAGE 11/10-11/11 ハーキュリーズクラスで
皐月ステージに引き続き見事優勝を果たしたTeam KAGAYAMA 加賀山就臣選手と#77 刀1000R 2号機♪
MotoJPは今回も刀1000R 2号機にご好評をいただいているi2M Chrome Dashの取付、
ECUセッティングなど車両開発や現地サポートで協力させていただきました♪
本大会の様子をブログにまとめさせて頂きましたので、是非ご覧ください♪
テイスト・オブ・ツクバ 2018 ~神楽月ステージ~
スペイン最大級 2輪ロードレース RFME CEV スペイン選手権 第6戦 (最終戦) Jerez Rd.で
Team Kagayama 浦本 修充選手が所属する、JEG Racing (SUZUKI)のレースサポートを行いました!!
#94 浦本 修充選手は予選1を7位・予選2で1位で通過し、決勝レース1は5位・決勝レース2も6位を獲得♪
同じくサポートチームのライダー #88 Kev COGHLAN選手は予選2で2位獲得・決勝レース2も3位 表彰台を獲得しました!!
4日間にわたるスペインでのレースウィーク中の模様はMotoJPのブログを是非ご覧下さい♪
RFME CEV スペイン選手権 SS/OP1000 レースサポート in Jerez!!
今年の鈴鹿8耐は合同テストから決勝レースまで、Team KAGAYAMA USAのサポートで参加♪
今年は#71 Team KAGAYAMA USAとして、チーム総監督に伝説のWGPライダー ケビン・シュワンツ氏、
現役Moto2ライダーのジョー・ロバーツ選手、スペイン選手権SSTクラスで活躍中の浦本修充選手、
そしてチーム代表兼現役全日本ロードレースJSBライダーの加賀山就臣選手という
大変豪華なパッケージでレースを戦いました
MotoJPはレースの作戦部隊として従事、
8時間を走りきるために必要不可欠な燃料消費の計算、ライダーの分析などを
ECUロギングデータの解析を通して行い、レース戦略(出走順、周回数など)を検討しました。
また、レース進行の監視作業を行い、レース中の周回数やライダーコンディションなどを管理、
イレギュラーなピットイン後のレース組み立て対応などもサポートさせて頂きました
序盤は5位好走も転倒により追い上げる形となりましたが、チーム一丸となって最後まで果敢に戦い、
総合11位で無事完走を果たすことが出来ました♪
Team KAGAYAMA USAを応援頂きまして、ありがとうございました!!
レースウィークの様子はMotoJPのブログを是非ご覧下さい♪
2018鈴鹿8耐 - Team KAGAYAMA USA 総合11位獲得♪
2018 Taste of Tsukuba SATSUKI STAGE 5/19-5/20 ハーキュリーズクラスで見事優勝を果たした
TeamKAGAYAMA 加賀山就臣選手と刀1000R♪
MotoJPは刀1000Rにご好評をいただいているi2M Chrome Dashを取付させていただきました♪
T.O.T優勝!!Team KAGAYAMA 刀1000R i2M Chrome Plus取付★
★ 2018年皐月ST Team KAGAYAMA 刀1000R - i2M Chrome Plus #77 オンボード映像 ★
i2M Chrome Plusメーターは当社イチオシ商品です♪
2018年 MFJ全日本ロードレース選手権 開幕戦(ツインリンクもてぎ)にて、
MotoJPサポート車両(#91 柴田義将選手 YZF-R1)がJSB1000クラス 決勝レース1で12位を獲得しました!!
プライベーターチームで戦うレースウィークの模様をAmebaブログに掲載させて頂いておりますので、興味のある方はぜひご覧ください★
全日本ロードレース選手権 JSB1000 Race1 12位獲得!!