[No.10] KAWASAKI ZX-10R 2008-2010 Translogic製クイックシフター 取付

セッティング車両の詳細

作業風景

こんにちは♪
クイックシフター取付担当のゆうすけ(弟)です♪
今回は、「KAWASAKI ZX-10R 2008-2010」にクラッチを使わずにスムーズなシフトアップを実現する、「TransLogic製クイックシフター」を取り付けます♪

「Translogic製クイックシフター」の良いところは、PC接続などを一切使用せず、車両のみを使用して「シフトタッチ感度」や「点火カットタイム」を簡単に変更できるところです♪
乗り方や利用シーンなど必要に応じて、お客様側で車両を使った調整が可能なので、便利ですよね♪

今回は「ECUチューニング」と同時作業をご希望のため、乗り味や快適性の向上に加え、サーキット走行を見据えた「フルパワー化」などもしっかり行わせていただきます♪

ちなみに、オーナー様曰く、この「ZX-10R 2010年式」は殆ど一年しか市場に出回っていない「F型」とよばれる車両であり、レアなのだとか。街で同じバイクを殆ど見かけないとのことでした♪



そんな貴重なバイクをお任せいただきありがとうございました♪
それでは、早速取り付けていきましょう♪

Translogic クイックシフター 本体

付属品として、「TransLogicユニット本体」「シフトセンサー(スイッチ)」「シフトロッド(純正専用品)」などが同梱されております。
取付は、車両側のコネクターに割り込ませる形で行いますが、各配線が長すぎる（短すぎる）といったケースが少なく、ほとんどの車両で配線しやすい設計のため、配線作業がスムーズに進められるような工夫がされております。

こちらの車両には「純正ステップ」が装着されておりますが、付属のシフトロッドでは長さが長いため、加工して取り付けを行います♪

それでは、まずはタンクを外していきます♪

タンク取り外しの様子 　

　

ここ最近は、「ネイキッドバイク」への「クイックシフター」取り付けが多かったため、「スーパースポーツバイク」の整備性の良さに懐かしさを覚えます(笑)
タンクの脱着についても、「シート」を外し、タンク前方のボルト2本を外すだけで、タンクを持ち上げられます。
タンク裏側や側面に位置する「ホース」、「コネクター」類を取り外し、タンク支持部のボルトを取り外すことで、簡単に「タンク」が外れました♪

タンクを取り外すことで、「エアークリーナー・ボックス」を確認することが出来ました。
「エアクリーナー・ボックス」の蓋に刺さっている「セカンダリー・インジェクター」のコネクターを抜いて、「エアークリーナー・ボックス」の蓋を取り外せるように準備していきます。

次は「エアークリーナー・ボックス」を取り外していきます。

エアクリーナーボックス取り外しなど
　

何分、レアな車両ですので、「エアークリーナー・ボックス」の取り外し方が分からず、とりあえず目の前に見えるボルトを外したところ、まさかのファンネルを残してボックスが取れました(笑)
これまで「クイックシフター」を取り付けてきた他の車両とはだいぶ構造が違いますね。

ただ、目的は「クイックシフター取付」ですので、「イグニッション・コイル」にさえアクセスできてしまえばOKですので、この状態で作業を進めたいと思います♪

次は「本体設置」ならびに「配線作業」を行っていきます。

本体設置、配線の様子 　

写真だと少し分かりづらいのですが、「イグニッション・コイル」の1 ～ 4番に、「TransLogic」から伸びるコネクターを割り込ませます。
それにしても、ここまでの作業が本当に簡単ですね♪
メインハーネスの配置もすっきりとしており、とてもやりやすい車両でした♪

　

「ECU本体」は、「シート下」に設置されています。
今回は「ECUチューニング」も実施させていただくため、「ECU本体」も取り外ししておきます。

次に「本体設置場所」についてですが、比較的シート下のスペースに余裕があるため、そんなに悩まなくてすみそうですが、調整がしやすいほうが良いと思いますので、今回は「リアシート下」に設置してみました。

最後に「シフトセンサー(スイッチ)」の取り付けを行います♪

センサー取付の様子 　

　

「付属のシフトロッド」では長すぎたため、「４コマ分」ほど短くカットすることで、純正とほぼ同じ長さとなりました。
「TransLogic」のセンサーやシフトロッドは質感が良いため、取り付けることでグッと高級感がでましたね♪
「シフトスイッチ(センサー)」から伸びるコネクターを「TransLogic」本体側の「PUSH」側コネクターに接続します。

「シフトスイッチ」の取り付けが完了したので、試運転・動作チェックを行います♪

作業後の感想

作業完了！
シフトアップ時のフィーリングは、吊るしの設定でも十分スムーズに行えました♪
今回もシフトタッチ感度の設定値を「１（最弱）」にして、「シフトタッチ」を少し柔らかくしてみました。
いつも思いますが、出荷状態は結構硬いですね...

今回は「ECUチューニング」も同時に実施させていただきましたので、アクセルOFF・ON時の「ドンツキ・エンジンブレーキ」が緩和し、「スロットル・レスポンス」も向上したため、クイックシフターの快適性も貢献して非常に乗りやすいバイクとなりました♪

クイックシフターは、動作しているときの感じも、いつも通り抜群に良く、よくあるクイックシフターで見られる失火時のシフトショックが少なくとても優秀です。

「TransLogicクイックシフター」は幅広い車種に対応している商品ですので、興味のある方は是非一度ご相談ください♪

Kawasaki ZX-10R (2008-2010)へのTranslogic製クイックシフター購入・取り付けのご依頼・ご相談は「クイックシフター 取付相談」よりお気軽にご相談ください♪
※ECUチューニングと同時施工をご希望の際は、「オーダーフォーム」から、お見積・ご相談・ご依頼まで承っております♪

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