[No.12] KAWASAKI ZX-10RR 2021-2022 国内仕様 ★ECUチューニング開発★
はじめに
WSBK(ワールドスーパーバイク選手権)で6連覇という偉業を達成した「ジョナサン・レイ選手」。今年はこのニューマシン「Kawasaki ZX-10RR 2021」と共にチャンピオンシップを争いましたが、今シーズンは惜しくも僅差で2位となりました。
ZX-10R/RRシリーズはモデルチェンジを通じて熟成され、今回はフルモデルチェンジとなりましたが、エンジンや車体周りは大幅な仕様変更は無いものの、制御面で大きな変更が加えされました。
そのため、このモデルも最新のECUが採用され、メーター周りも一新されました。
そして、なんといってもこのフロント・マスク♪前モデルからかなり変わったため、賛否が分かれるようですが、私的には今回のモデルはシュッとして更にカッコよくなったと思います♪
今回もサーキット走行のお客様からご相談があったため、「ZX-25Rシリーズ」に引き続き、ECUチューニング開発を進めさせていただきました。
ちなみに、この車両は「世界限定500台」だそうです...
貴重な車両のセッティングをお任せいただきありがとうございます♪
ZX-10R/RRシリーズはモデルチェンジを通じて熟成され、今回はフルモデルチェンジとなりましたが、エンジンや車体周りは大幅な仕様変更は無いものの、制御面で大きな変更が加えされました。
そのため、このモデルも最新のECUが採用され、メーター周りも一新されました。
そして、なんといってもこのフロント・マスク♪前モデルからかなり変わったため、賛否が分かれるようですが、私的には今回のモデルはシュッとして更にカッコよくなったと思います♪
今回もサーキット走行のお客様からご相談があったため、「ZX-25Rシリーズ」に引き続き、ECUチューニング開発を進めさせていただきました。
ちなみに、この車両は「世界限定500台」だそうです...
貴重な車両のセッティングをお任せいただきありがとうございます♪
開発の様子
各種マップの調整(最適化)
「ZX-25Rシリーズ」と同様に、こちらにも高回転にて「電子スロットル・バルブ(ETV)」が徐々に戻ってしまう事象が確認されました。
今回もETVをはじめ、燃料噴射や点火時期等の様々なマップ類について、サーキット走行でのパフォーマンス向上を目的としたチューンナップが可能となるような開発を行い、最適化いたしました。
さらには、「アクセルオフ時の燃料カット 調整」や「クイックシフター(UP・DOWN)調整」等によって、特にご要望が多い、アクセルOFF/ON時の「ドンツキ症状の緩和」、「エンジブレーキ軽減」、「クイックシフター(UP・DOWN)利用時のショック軽減」など、様々な調整を行い、少しでもライディングの助けとなるような調整を実施いたしました。
[ 後 輪 馬 力]
黄線: ECUチューニング実施後 … 182.1 [HP] (4.2%↑)
橙線: 純正ECU … 174.8 [HP]
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
紫線: 純正ECU
※暖機運転終了後、同一条件(水温・気温・湿度・気圧など)下で比較を行いました
[橙線][紫線]がECUチューニング実施前(国内仕様の純正ECU状態)、[黄色線][青線]がECUチューニング実施後の<後輪出力[PS]><トルク>曲線を表しております。
今回は「Akrapovic制リンクパイプ・マフラー(レース用)」が装着されていたため、全域で空燃比が薄く表示されておりましたので、これに合わせた「燃料マップ調整(現車セッティング)」を含めた調整を行った結果、後輪軸出力「7.3 [HP]」も純正ECUを上回ることができました♪
また、中間域のトルクにつきましても向上が見られました。ただ、この領域のトルク向上がサーキット走行の助けになるかは分かりませんので、この辺りはサーキット走行を通じて熟成していきたいと思います。
シャーシダイナモ上で運転している限りでは、全体的なトルク感の向上はもちろんですが、狙い通り、ドンツキ症状の軽減、クイックシフターのショック軽減などの効果も体感することができました♪
後日、サーキット走行をされたお客様から報告をいただき、コンディションが悪い中の走行でしたが、特段の問題が無く、トルクアップを感じられたとのことでした。
【お客様からのご感想】
ZX-10RRの 乗り味的には すごくいい感じで
全体的に 低回転のスカスカ感もなくなり 中高回転ともに
スムーズでパワフルで問題はない感じです。
気になっいていたバックファイヤーなども とくには感じず
シフトダウン後のエンブレも 良い感じです。
また気になることがあれば ご相談します。
最後に、セッティング前後の変化について、動画で撮影いたしましたので、興味のある方はぜひご覧ください♪
今回もETVをはじめ、燃料噴射や点火時期等の様々なマップ類について、サーキット走行でのパフォーマンス向上を目的としたチューンナップが可能となるような開発を行い、最適化いたしました。
さらには、「アクセルオフ時の燃料カット 調整」や「クイックシフター(UP・DOWN)調整」等によって、特にご要望が多い、アクセルOFF/ON時の「ドンツキ症状の緩和」、「エンジブレーキ軽減」、「クイックシフター(UP・DOWN)利用時のショック軽減」など、様々な調整を行い、少しでもライディングの助けとなるような調整を実施いたしました。
< 結 果 >
[ 後 輪 馬 力]
黄線: ECUチューニング実施後 … 182.1 [HP] (4.2%↑)
橙線: 純正ECU … 174.8 [HP]
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
紫線: 純正ECU
※暖機運転終了後、同一条件(水温・気温・湿度・気圧など)下で比較を行いました
[橙線][紫線]がECUチューニング実施前(国内仕様の純正ECU状態)、[黄色線][青線]がECUチューニング実施後の<後輪出力[PS]><トルク>曲線を表しております。
今回は「Akrapovic制リンクパイプ・マフラー(レース用)」が装着されていたため、全域で空燃比が薄く表示されておりましたので、これに合わせた「燃料マップ調整(現車セッティング)」を含めた調整を行った結果、後輪軸出力「7.3 [HP]」も純正ECUを上回ることができました♪
また、中間域のトルクにつきましても向上が見られました。ただ、この領域のトルク向上がサーキット走行の助けになるかは分かりませんので、この辺りはサーキット走行を通じて熟成していきたいと思います。
シャーシダイナモ上で運転している限りでは、全体的なトルク感の向上はもちろんですが、狙い通り、ドンツキ症状の軽減、クイックシフターのショック軽減などの効果も体感することができました♪
後日、サーキット走行をされたお客様から報告をいただき、コンディションが悪い中の走行でしたが、特段の問題が無く、トルクアップを感じられたとのことでした。
【お客様からのご感想】
ZX-10RRの 乗り味的には すごくいい感じで
全体的に 低回転のスカスカ感もなくなり 中高回転ともに
スムーズでパワフルで問題はない感じです。
気になっいていたバックファイヤーなども とくには感じず
シフトダウン後のエンブレも 良い感じです。
また気になることがあれば ご相談します。
最後に、セッティング前後の変化について、動画で撮影いたしましたので、興味のある方はぜひご覧ください♪
ECUチューニング受付について
現在、サーキット走行専用ならびに競技用として車両を利用されるお客様向けに、ECUチューニング・サービスを受付しております。
ZX-10R/RRでレース活動をされている方、来季以降のレースに参戦を予定されている方も含め、まずはお気軽にご相談ください。
※一般公道を走行される車両へのサービス提供につきましては、現在未定となっております。
ZX-10R/RRでレース活動をされている方、来季以降のレースに参戦を予定されている方も含め、まずはお気軽にご相談ください。
※一般公道を走行される車両へのサービス提供につきましては、現在未定となっております。