[No.11] KAWASAKI ZX-25R(SE) 2021-2022 全日本ロードレース選手権 ★現車セッティング Vol.2★
開発モニター(サーキット専用)
2021年8月よりサーキット走行をされているお客様よりご相談を受けたことがきっかけで、ECUチューニング開発を着手した「KAWASAKI ZX-25R(SE) 2021-2022」。
今回は全日本ロードレース選手権(JP250、J-GP3、ST600)に参戦中のトップチーム「TEAM PLUS ONE」様から、JP250カテゴリー用としてZX-25Rのセッティング依頼をいただきました♪
<参考URL> Team plus one
https://www.facebook.com/Team-plus-one-1731750433811319/
そこで、今回のブログでは「Kawasaki ZX-25R(SE) 2021-2022」の「燃料マップ調整(現車セッティング)」につきまして、「TEAM PLUS ONE」様からのご依頼を含めた、合計2件の結果をご紹介させていただきます♪
今回は全日本ロードレース選手権(JP250、J-GP3、ST600)に参戦中のトップチーム「TEAM PLUS ONE」様から、JP250カテゴリー用としてZX-25Rのセッティング依頼をいただきました♪
<参考URL> Team plus one
https://www.facebook.com/Team-plus-one-1731750433811319/
そこで、今回のブログでは「Kawasaki ZX-25R(SE) 2021-2022」の「燃料マップ調整(現車セッティング)」につきまして、「TEAM PLUS ONE」様からのご依頼を含めた、合計2件の結果をご紹介させていただきます♪
セッティング車両の詳細① ◆全日本ロードレース選手権JP250「TEAM PLUS ONE」車両
- メーカー:KAWASAKI
- 車種・年式:ZX-25R(SE) 2021-2022
- 仕様国:国内仕様
- 排気システム:【BEET JAPAN】フルエギゾーストマフラー(レース用)
- 吸気システム:フルノーマル
- 電装系統(プラグ・サブコン等):フルノーマル
- エンジン:フルノーマル
- ミッション:フルノーマル
- スプロケット:未定
- その他:2021年度JP250レギュレーションに準拠
セッティングの様子①
燃料マップ 調整(現車セッティング)
今回は全日本ロードレースJP250 参戦車両ということもあり、とにかくエンジン出力がレース結果に影響します。そこで、JP250レギュレーションに準拠した吸排気システムでパフォーマンス向上を考えていく必要がありました。
ZX-25Rシリーズは吸気システムの変更により、パフォーマンス向上を得ることが分かっておりますが、JP250レギュレーションでは吸気システムは変更不可なので、電気とマフラーで勝負していくしかありません。
そこで、Kawasakiといえば、やはり「BEET JAPAN」だよね、ということで、「TEAM PLUS ONE」様は「BEET JAPAN製フルエギゾーストマフラー(レース用)」をチョイス。
果たして結果は...
今回は全日本ロードレースJP250 参戦車両ということもあり、とにかくエンジン出力がレース結果に影響します。そこで、JP250レギュレーションに準拠した吸排気システムでパフォーマンス向上を考えていく必要がありました。
ZX-25Rシリーズは吸気システムの変更により、パフォーマンス向上を得ることが分かっておりますが、JP250レギュレーションでは吸気システムは変更不可なので、電気とマフラーで勝負していくしかありません。
そこで、Kawasakiといえば、やはり「BEET JAPAN」だよね、ということで、「TEAM PLUS ONE」様は「BEET JAPAN製フルエギゾーストマフラー(レース用)」をチョイス。
果たして結果は...
セッティングの様子①
燃料マップ 調整(現車セッティング)
黄線: ECUチューニング実施後 … 44.3 [HP]
橙線: 純正ECU(国内仕様) … 39.8 [HP]
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
紫線: 純正ECU(国内仕様)
※暖機運転終了後、同一条件(水温・気温・湿度・気圧など)下で比較を行いました
[橙線][紫線]が純正ECU(国内仕様)、[黄色線][青線]がECUチューニング実施後の<後輪出力[PS]><トルク>曲線を表しております。
レースを戦う上での必要なチューニングはフルコースで実施しております。しかし、吸気システムがフルノーマルの状態ですが、レース用マフラー交換の影響により、純正ECUの燃料噴射量では全域に渡って空燃比が薄かったため、「燃料マップ調整(現車セッティング)」を実施いたしました。
セッティング後、吸気フルノーマル車両としては過去最高馬力となる後輪出力「44.3 [HP]」に到達♪「BEET JAPAN」製マフラーの高いパフォーマンスを見ることが出来ました♪
ECUチューニング前と比べると、弊社シャーシダイナモ上では4.5[HP]も向上しておりましたので、「BEET JAPAN製フルエギゾーストマフラー(レース用)」の高いポテンシャルを最大限引き出すことができたのではないかと思います♪
最後にセッティング中の様子を動画に収めてみましたので、興味のある方はぜひご覧ください♪
今シーズンは全日本ロードレース選手権は既に終了してしまいましたが、来年に向けて更に熟成を続けていきたいと思います♪2022年シーズンの開幕が待ちきれませんね♪
「TEAM PLUS ONE」様、この度はご依頼いただきありがとうございました。
< 結 果 >
[ 後 輪 馬 力]黄線: ECUチューニング実施後 … 44.3 [HP]
橙線: 純正ECU(国内仕様) … 39.8 [HP]
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
紫線: 純正ECU(国内仕様)
※暖機運転終了後、同一条件(水温・気温・湿度・気圧など)下で比較を行いました
[橙線][紫線]が純正ECU(国内仕様)、[黄色線][青線]がECUチューニング実施後の<後輪出力[PS]><トルク>曲線を表しております。
レースを戦う上での必要なチューニングはフルコースで実施しております。しかし、吸気システムがフルノーマルの状態ですが、レース用マフラー交換の影響により、純正ECUの燃料噴射量では全域に渡って空燃比が薄かったため、「燃料マップ調整(現車セッティング)」を実施いたしました。
セッティング後、吸気フルノーマル車両としては過去最高馬力となる後輪出力「44.3 [HP]」に到達♪「BEET JAPAN」製マフラーの高いパフォーマンスを見ることが出来ました♪
ECUチューニング前と比べると、弊社シャーシダイナモ上では4.5[HP]も向上しておりましたので、「BEET JAPAN製フルエギゾーストマフラー(レース用)」の高いポテンシャルを最大限引き出すことができたのではないかと思います♪
最後にセッティング中の様子を動画に収めてみましたので、興味のある方はぜひご覧ください♪
今シーズンは全日本ロードレース選手権は既に終了してしまいましたが、来年に向けて更に熟成を続けていきたいと思います♪2022年シーズンの開幕が待ちきれませんね♪
「TEAM PLUS ONE」様、この度はご依頼いただきありがとうございました。
セッティング車両の詳細②
- メーカー:KAWASAKI
- 車種・年式:ZX-25R(SE) 2021-2022
- 仕様国:国内仕様
- 排気システム:【Akrapovic】フルエギゾーストマフラー(レース用)★ミッドパイプ改造品
- 吸気システム:【Tricstar】ラムエアダクト、【Tricstar】エアファンネル
- 電装系統(プラグ・サブコン等):フルノーマル
- エンジン:フルノーマル
- ミッション:フルノーマル
- スプロケット:フルノーマル
- その他:クローズドコース専用車両
★外装は外れた状態でお持ち込みいただきました。
セッティングの様子②
燃料マップ 調整(現車セッティング)
黄線: ECUチューニング実施後 … 45.3 [HP]
※ECUチューニング前は未計測
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
※ECUチューニング前は未計測
この車両はプロ・ショップとの提携で製作させていただいており、何度かテストを繰り返した中で、マフラー側に出力向上につながる改善点が見つかったため、途中でマフラーが改造されております。
そのため、作業着手から仕様が変更となっているため、比較対象のグラフが無いことから、最終結果のみ掲載させていただきました。
※改造マフラーは同ショップから市販化が計画されているため、画像の掲載は控えております
【Tricstar】製エアファンネル・ラムエアダクト、【Akrapovic】製フルエギゾーストマフラーの効果もあり、最終的には後輪出力45馬力の大台を突破しました♪
やはり、ファンネル交換の効果は大きいですね♪ピーク馬力だけではなく、国内仕様のファンネルに見られるトルクのデコボコした谷が無くなり、きれいなトルク曲線が描かれております。
このクラスの後輪出力を得るには、ファンネル・ダクト交換が一つの課題になるかと思われます。なので、手っ取り早くトルク・馬力を向上させるには、ファンネル・ダクト交換が効果的かと思われます。
ただし、「TEAM PLUS ONE」様のご紹介でも取り上げましたが、2021年度のJP250レギュレーションでは、吸気部品の改造が一切認められていないため、レースで勝つにはマフラー側の工夫が非常に重要となってきます。
今回のセッティングでは、マフラーテストも兼ねた内容となり、色々な意味で有益な収穫になりましたので、今後、面白いパッケージが見つかるかもしれませんね。
< 結 果 >
[ 後 輪 馬 力]黄線: ECUチューニング実施後 … 45.3 [HP]
※ECUチューニング前は未計測
[ ト ル ク ]
青線: ECUチューニング実施後
※ECUチューニング前は未計測
この車両はプロ・ショップとの提携で製作させていただいており、何度かテストを繰り返した中で、マフラー側に出力向上につながる改善点が見つかったため、途中でマフラーが改造されております。
そのため、作業着手から仕様が変更となっているため、比較対象のグラフが無いことから、最終結果のみ掲載させていただきました。
※改造マフラーは同ショップから市販化が計画されているため、画像の掲載は控えております
【Tricstar】製エアファンネル・ラムエアダクト、【Akrapovic】製フルエギゾーストマフラーの効果もあり、最終的には後輪出力45馬力の大台を突破しました♪
やはり、ファンネル交換の効果は大きいですね♪ピーク馬力だけではなく、国内仕様のファンネルに見られるトルクのデコボコした谷が無くなり、きれいなトルク曲線が描かれております。
このクラスの後輪出力を得るには、ファンネル・ダクト交換が一つの課題になるかと思われます。なので、手っ取り早くトルク・馬力を向上させるには、ファンネル・ダクト交換が効果的かと思われます。
ただし、「TEAM PLUS ONE」様のご紹介でも取り上げましたが、2021年度のJP250レギュレーションでは、吸気部品の改造が一切認められていないため、レースで勝つにはマフラー側の工夫が非常に重要となってきます。
今回のセッティングでは、マフラーテストも兼ねた内容となり、色々な意味で有益な収穫になりましたので、今後、面白いパッケージが見つかるかもしれませんね。
ECUチューニング受付について
現在、サーキット走行専用ならびに競技用として車両を利用されるお客様向けに、ECUチューニング・サービスを受付しております。
ZX-25Rでレース活動をされている方、来季以降のレースに参戦を予定されている方も含め、まずはお気軽にご相談ください。
※一般公道を走行される車両へのサービス提供につきましては、現在未定となっております。
【2022年2月22日】一般受付を開始いたしました。
ZX-25Rでレース活動をされている方、来季以降のレースに参戦を予定されている方も含め、まずはお気軽にご相談ください。
【2022年2月22日】一般受付を開始いたしました。