[No.5] YAMAHA YZF-R6 2017-2020 Translogic製ブリップアシスト 取付
セッティング車両の詳細
作業風景
こんにちは♪
クイックシフター取付担当のゆうすけ(弟)です♪
今回は、レースベース(YEC)仕様の『YZF-R6 2017-2020』にクラッチを使わずにシフトダウンを行うことが出来る、 TranceLogic製ブリップアシストを取付していきます♪
『Translogic製クイックシフター』の良いところは、PC接続などを一切使用せず、
車両のみを使用して「シフトタッチ感度」や「スロットルの煽り量(ブリップ量)」を簡単に変更できるところです♪
乗り方や利用シーンなど、必要に応じてお客様側で車両を使った調整が可能なので、便利ですよね♪
特にサーキット走行の場合、走行時の路面コンディション、タイヤ、ギア比の違いなどでも、
クイックシフターの挙動に変化が生じることがあるため、現場で手軽に再調整ができるのが嬉しいですね♪
これまでの記事と同様に、今回も取り付けの様子を写真で撮影しながらご紹介をさせていただきます。
それでは、早速『TranceLogic クイックシフター 本体』のご紹介です♪
クイックシフター取付担当のゆうすけ(弟)です♪
今回は、レースベース(YEC)仕様の『YZF-R6 2017-2020』にクラッチを使わずにシフトダウンを行うことが出来る、 TranceLogic製ブリップアシストを取付していきます♪
『Translogic製クイックシフター』の良いところは、PC接続などを一切使用せず、
車両のみを使用して「シフトタッチ感度」や「スロットルの煽り量(ブリップ量)」を簡単に変更できるところです♪
乗り方や利用シーンなど、必要に応じてお客様側で車両を使った調整が可能なので、便利ですよね♪
特にサーキット走行の場合、走行時の路面コンディション、タイヤ、ギア比の違いなどでも、
クイックシフターの挙動に変化が生じることがあるため、現場で手軽に再調整ができるのが嬉しいですね♪
これまでの記事と同様に、今回も取り付けの様子を写真で撮影しながらご紹介をさせていただきます。
それでは、早速『TranceLogic クイックシフター 本体』のご紹介です♪
Translogic クイックシフター 本体
付属品として、「TranceLogicユニット本体」「シフトセンサー(スイッチ)」「シフトロッド(純正専用品)」「ウォームアップ用スイッチ」などが同梱されております。
取付は、車両側のコネクターに割り込ませる形で行いますが、各配線が長すぎる(短すぎる)といったケースが少なく、車両毎によく考えられた設計がなされており、配線作業がスムーズに進められるような工夫がされております。
今回のバックステップはメーカー不明ですが、一般的なバックステップと大きな相違はないため、取付には特に問題はなさそうです。
ただ、付属されているシフトロッドでは、少し長さが足りないようなので、弊社にてご用意したシフトロッドを使用いたします。
それでは、まずはタンクを外していきます♪
取付は、車両側のコネクターに割り込ませる形で行いますが、各配線が長すぎる(短すぎる)といったケースが少なく、車両毎によく考えられた設計がなされており、配線作業がスムーズに進められるような工夫がされております。
今回のバックステップはメーカー不明ですが、一般的なバックステップと大きな相違はないため、取付には特に問題はなさそうです。
ただ、付属されているシフトロッドでは、少し長さが足りないようなので、弊社にてご用意したシフトロッドを使用いたします。
それでは、まずはタンクを外していきます♪
タンク取り外しの様子
レースカウルが装着されているため、まず、写真のようにシートカウルを外していきます。
その後、タンクサイドカバーを外します。
その後、タンクサイドカバーを外します。
次に、タンクを持ち上げて作業を行います。
写真のように養生した板を使用することで、両手を使って作業が行えるため便利ですよ♪
先にホース類、コネクターを取り外すことで、タンクを取り外すことが出来ます。
続いて、『エアクリーナーボックス』を取り外します。
写真のように養生した板を使用することで、両手を使って作業が行えるため便利ですよ♪
先にホース類、コネクターを取り外すことで、タンクを取り外すことが出来ます。
続いて、『エアクリーナーボックス』を取り外します。
エアクリーナーボックス取り外しなど
『エアクリーナーボックス』を取り外し、『スロットルボディ』が見えるようになりました。
この車両は整備性がとてもよく、ここまでの作業も5分~10分ほどで行うことが出来ます。
イグニッションコイルにアクセスするため、写真上部にある黒い樹脂製のカバーを外します。
次は、『配線』や『TranceLogic本体』を車両に収納していきます♪
この車両は整備性がとてもよく、ここまでの作業も5分~10分ほどで行うことが出来ます。
イグニッションコイルにアクセスするため、写真上部にある黒い樹脂製のカバーを外します。
次は、『配線』や『TranceLogic本体』を車両に収納していきます♪
本体設置、配線の様子
『TranceLogic製ブリップアシスト』を取り付ける際は、「APS(アクセルポジションセンサー)」
「イグニッションコイル(1番のみ)」に配線を取り付けます。
電子スロットル車両なので、APSに似たTPS(スロットルポジションセンサー)も近くにありますが、アクセルワイヤーが伸びているコネクタが正解となります。
「APS」と「TPS」はコネクター形状が全く同じため、注意が必要ですね!
配線処理後の写真がうまく撮れておらず、ご紹介できる写真がありませんでした…(´;ω;`)
『TranceLogic本体』は、「ECU本体」と「ステー」の間のスペースにぴったり収まりました。
この場所であれば視認性も良く、アクセスも楽なので調整がしやすいのではと思います♪
苦労したのはオートブリッパー・システムをONにするための入力信号(12V)の供給です。
公道走行車両はブレーキスイッチから供給するのですが、レース用車両はどこから取るべきか...
マニュアルには記載が無いので、調べるしかありません。
「イグニッションコイル(1番のみ)」に配線を取り付けます。
電子スロットル車両なので、APSに似たTPS(スロットルポジションセンサー)も近くにありますが、アクセルワイヤーが伸びているコネクタが正解となります。
「APS」と「TPS」はコネクター形状が全く同じため、注意が必要ですね!
配線処理後の写真がうまく撮れておらず、ご紹介できる写真がありませんでした…(´;ω;`)
『TranceLogic本体』は、「ECU本体」と「ステー」の間のスペースにぴったり収まりました。
この場所であれば視認性も良く、アクセスも楽なので調整がしやすいのではと思います♪
苦労したのはオートブリッパー・システムをONにするための入力信号(12V)の供給です。
公道走行車両はブレーキスイッチから供給するのですが、レース用車両はどこから取るべきか...
マニュアルには記載が無いので、調べるしかありません。
というのも、これまで私はレースベース車両へのTranslogic取付経験が無かったため、
マニュアル通りブレーキスイッチから12Vを頂こうとしたところ…。
お恥ずかしながら「ブレーキスイッチが無い!!」と、なりました(汗)
どこから電源を取れば安全に運用ができるか色々と考えているところ、ヤマハ車のパワーサプライの存在を思い出しました(笑)←気付くの遅い
そこでパワーサブライを探すも全然見当たらず、まさか既に使われているのかと思いオーナー様に確認したところ、メーターの後ろに移動していたことが分かりました。
『Translogic側の配線』を少し加工して接続。無事12V電源をゲット出来ました♪
次は『TranceLogicシフトセンサー(スイッチ)』を取り付けていきます♪
マニュアル通りブレーキスイッチから12Vを頂こうとしたところ…。
お恥ずかしながら「ブレーキスイッチが無い!!」と、なりました(汗)
どこから電源を取れば安全に運用ができるか色々と考えているところ、ヤマハ車のパワーサプライの存在を思い出しました(笑)←気付くの遅い
そこでパワーサブライを探すも全然見当たらず、まさか既に使われているのかと思いオーナー様に確認したところ、メーターの後ろに移動していたことが分かりました。
『Translogic側の配線』を少し加工して接続。無事12V電源をゲット出来ました♪
次は『TranceLogicシフトセンサー(スイッチ)』を取り付けていきます♪
センサー取付の様子
弊社で所有していたシフトロッドでピッタリのサイズのものがありました。
しかし、逆シフトのため、シフトセンサーの「PUSH・PULL」の関係性が逆転します。
『Translgic製ブリップアシスト』はクイックシフター(DOWN)の追加ですので、
クイックシフター(UP)は純正ECUの機能をそのまま利用します。
そのため、車両側の『純正クイックシフター・コネクター』に商品を取り付けます。
一方、ダウン側は、先ほど取り付けた『TranceLogic本体』がブリップ動作などを処理します。
従いまして、調整ができるのはシフトダウン側のみとなりますが、
『センサー感度(硬さ)』につきましては、アップ・ダウン側の両方が調整により変化します。
センサーの取り付けも完了したため、車両をもとに戻して作業完了です♪
しかし、逆シフトのため、シフトセンサーの「PUSH・PULL」の関係性が逆転します。
『Translgic製ブリップアシスト』はクイックシフター(DOWN)の追加ですので、
クイックシフター(UP)は純正ECUの機能をそのまま利用します。
そのため、車両側の『純正クイックシフター・コネクター』に商品を取り付けます。
一方、ダウン側は、先ほど取り付けた『TranceLogic本体』がブリップ動作などを処理します。
従いまして、調整ができるのはシフトダウン側のみとなりますが、
『センサー感度(硬さ)』につきましては、アップ・ダウン側の両方が調整により変化します。
センサーの取り付けも完了したため、車両をもとに戻して作業完了です♪
作業後の感想
作業完了!
残念ながら、レースベース車両のため、ここでは試運転を行うことが出来ませんでした。
オーナー様にはサーキット場でご確認いただく旨をお願いさせていただきましたが、
後日、オーナー様より、問題なく動作が確認できたことをお伝えいただきました♪
ただ、一点だけオーナー様にご不便をお掛けしたことがありました。
少し詳しくお話いたしますと、
レース車両は公道走行ができないため、リアスタンドを使った動作確認が思い浮かびます。
しかし、リアスタンドをかけた状態でタイヤを空転させると、確かに動作は確認できるのですが、
空転エラーにより「TCS(トラクションコントロールシステム)」が一時的にOFFになります。
オーナー様は「OFF」の表示を見られて、コース上でも『TCS』が利用できなくなったのでは?
と誤解を生んでしまい、お引き渡しの時に「リアスタンドでの動作確認」について、もう少し詳しくお伝えさせていただけば良かったと後悔しております。
※今後も同様な誤解が生まれないよう、こちらの記事にも「電子制御システム(TCSなど)」に関する注意事項を共有させていただきます。
最近の電子制御車両は、前後ホイール・スピードが常に監視されております。
そのため、リアスタンドなどでリアタイヤのみを空転させる状況を作ると、
フロントのセンサーが不良では?とECUが誤解してしまい、FIエラーが発生します。
電子制御システムは、システム系統の異常を検知すると、機能の一部を制限します。
今回は「リア空転」をECUが検知し、『TCS』が一時的に制限(OFF)されたものと考えます。
※『TCS』は前後輪の速度差からスリップ率を計算するため、前輪速度が検出されないと処理ができないため、問題が解決されるまで機能を制限します
そのため、動作チェックを行うときは、必ず「前後輪が殆ど同じ速度で回転している状況 = 実走」でテストする必要がありますので、是非覚えておいてください!
少し話が脱線してしまいましたが、YZF-R6のTranceLogic製ブリップアシストに興味のある方は、是非MotoJPまでご相談ください♪
今まで以上に、もっとバイクが楽しくなります♪
YAMAHA YZF-R6 2017-2020 へのTranslogic製クイックシフター購入・取り付けのご依頼・ご相談は『クイックシフター 取付相談』よりお気軽にご相談ください♪
※ECUチューニングと同時施工をご希望の際は、『オーダーフォーム』から、お見積・ご相談・ご依頼まで承っております♪
残念ながら、レースベース車両のため、ここでは試運転を行うことが出来ませんでした。
オーナー様にはサーキット場でご確認いただく旨をお願いさせていただきましたが、
後日、オーナー様より、問題なく動作が確認できたことをお伝えいただきました♪
ただ、一点だけオーナー様にご不便をお掛けしたことがありました。
少し詳しくお話いたしますと、
レース車両は公道走行ができないため、リアスタンドを使った動作確認が思い浮かびます。
しかし、リアスタンドをかけた状態でタイヤを空転させると、確かに動作は確認できるのですが、
空転エラーにより「TCS(トラクションコントロールシステム)」が一時的にOFFになります。
オーナー様は「OFF」の表示を見られて、コース上でも『TCS』が利用できなくなったのでは?
と誤解を生んでしまい、お引き渡しの時に「リアスタンドでの動作確認」について、もう少し詳しくお伝えさせていただけば良かったと後悔しております。
※今後も同様な誤解が生まれないよう、こちらの記事にも「電子制御システム(TCSなど)」に関する注意事項を共有させていただきます。
最近の電子制御車両は、前後ホイール・スピードが常に監視されております。
そのため、リアスタンドなどでリアタイヤのみを空転させる状況を作ると、
フロントのセンサーが不良では?とECUが誤解してしまい、FIエラーが発生します。
電子制御システムは、システム系統の異常を検知すると、機能の一部を制限します。
今回は「リア空転」をECUが検知し、『TCS』が一時的に制限(OFF)されたものと考えます。
※『TCS』は前後輪の速度差からスリップ率を計算するため、前輪速度が検出されないと処理ができないため、問題が解決されるまで機能を制限します
そのため、動作チェックを行うときは、必ず「前後輪が殆ど同じ速度で回転している状況 = 実走」でテストする必要がありますので、是非覚えておいてください!
少し話が脱線してしまいましたが、YZF-R6のTranceLogic製ブリップアシストに興味のある方は、是非MotoJPまでご相談ください♪
今まで以上に、もっとバイクが楽しくなります♪
YAMAHA YZF-R6 2017-2020 へのTranslogic製クイックシフター購入・取り付けのご依頼・ご相談は『クイックシフター 取付相談』よりお気軽にご相談ください♪
※ECUチューニングと同時施工をご希望の際は、『オーダーフォーム』から、お見積・ご相談・ご依頼まで承っております♪